あけましておめでとうございます。
わが国経済は、好調な企業収益と雇用情勢が続くなか、各種政策の効果もあって穏やかに拡大していると言われています。
しかしながら、中山間地域を多く抱える本県の商工会地域においては、全国に先行する人口減少や高齢化に伴う経済規模の縮小に加え、経営者の高齢化、人手不足等から後継者不足で事業承継がなかなか進まない、小規模事業者の減少や企業活動の低迷、さらには商店街の衰退など、多くの課題を抱えています。
こうした厳しい状況のなか、商工会に小規模事業者の持続的発展に寄与する経済団体として、事業者の経営計画策定支援を通じて地域経済活性化に向けた役割を果たしていくことがより一層求められています。商工業者だけでなく農林水産業など地域全体が元気になるよう取り組みを進めてまいります。
このため、当商工会におきましても、経営発達支援計画を策定し、地域の小規模事業者に寄り添った経営計画策定などの支援を推進するとともに、経営指導員等の資質向上など、引続き支援力の強化を図る体制づくりに努めています。
また、小規模事業者持続化補助金は、当地域において、のべ29の事業者が採択を受け、商品開発や販路開拓支援を通じて、事業者の持続的発展に力を注いでいます。
今後も商工会が小規模事業者の皆様にとって、最も身近な支援機関であるための体制づくりに向け、取り組んでまいりますので、何卒、ご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
平成31年
四万十市西土佐商工会
会長 浜田 敦夫